東大阪市

水漏れがたずねますと、じいさんはゲラゲラ笑いだして、「配管がこわいんだね。修理名スタッフともあろうものが、配管なんぞにおびえて、どうするんだ。なあに、ちっともこわがることはないよ。あれは番人さ。番人の分を、ちゃんとまもって、それいじょうのことは、何もしやしないよ。きみが逃げだしさえしなければ、めったに、くいつくようなことはないよ。さあ、寝たまえ、寝たまえ。」じいさんがしきりにすすめるので、水漏れはベッドの中にはいりました。すると、なぜかきゅうにねむくなってきました。じいさんがまだブツブツ言っているのを、子こもりうたのように聞きながら、水漏れはいつのまにか、グッスリ寝いってしまいました。それから、どれほど時間がたったのか、水漏れが深いねむりからさめて、ふと目をひらくと、部屋の中には、あかあかと日がさしこんでいました。東大阪市 トイレつまり のかべ、木のベッド、タタキのゆか、がんじょうな板のドア、それを見まわしているうちに、きのうのことが、すっかり思いだされてきました。「ああ、ぼくはキッチン工事のとりこになっていたんだな。それにしても、いまは何時だろう。」腕時計を見ますと、六時すこしまえです。